今度は?

半袖の洗濯物が増えたなぁと、感じる。

外の日差しはすでに柔らかくなく、

肌には多少の痛みさえ感じられるようになったある日の午後、

彼女に呼び出された。

呼び出された理由はたわいもなく、ただ単に

「欲しいCDがあるんだけど。一緒に探してよ。」

ってこと、だった。

彼女の行動はいつも唐突だ。


「沙織、今日は仕事じゃなかったの?」

前の日のメールで、彼女は面倒な仕事が入ったことを嘆いていた。

それなのにも関わらず、電話で呼び出し、しかも買い物だなんて。

「なんとかなったの。私じゃなくてもよかったみたい。」

「それよりもね、私、もう渋谷にいるから。何時頃来れる?」

矢継ぎ早に言う彼女の声は、どこか疲れているような気がした。

でも、この暑さがそうさせているだけなのかもしれなかった。

「んー、3時頃かな。」

「そう。わかった。じゃぁ、いつものスタバで待ってるから。」

「はいはい。」

彼女の行動は、やっぱり唐突だ。


最後の白いTシャツをベランダに干し終え、

身支度をし、家を出た。

玄関の扉を開けると、マンションの3階から見える風景は

レフ板のようになった家々の屋根。

どこの家もこちらに向けて眩しい光を放っていた。

「オレはスターじゃねぇよ。」

東京に出てきて独り言が多くなった。

誰かに聞かれてたらどうしよう、なんて考えるが、

東京なんて他にも変な人は沢山いるし、ましてや、

聞かれたところでその人に2度と会うことなんてない。

そう、思っていた。

ま、そんな考えは間違いだったんだけど。






























にゃー。


どーした、オレ。




実話じゃないよ。

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